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2006年05月30日

Q1. 私は歯並びが悪く、矯正歯科治療を受けるかどうか悩んでいます。治療の利点と欠点を教えてください。

B1. 治療のメリットとデメリット

矯正歯科治療は、顎や歯を動かすことによって歯並びを整え、咬み合わせを改善することで、健やかな人生を送っていただくためのものです。しかし、治療のデメリットもあることを理解していただかなくてはなりません。
一般に以下のことが挙げられていますが、治療を受けられる年齢や時期によって異なりますので、実際に矯正歯科医を受診され詳しくお聞きになられ、矯正歯科治療を受けるかどうかお決めになることをお奨めいたします。

1. 少しずつ顎や歯を動かすために、長期間の治療となる。
2. 保険が適用されず、自費すなわち患者さんの全額負担となるため、高額になることがある。
3. 装置を装着するため痛みや圧迫感があり、ストレスとなる場合がある。
4. やむを得ず、健康な歯を抜くことがある。
5. ごくごく稀に、歯の根が短くなる歯根吸収が起きることがある。

2006年05月29日

Q2. 矯正歯科治療を受けたいと考えていますが、先生によって上手・下手があり、治療期間も長く、費用も高いと聞いています。良い矯正歯科を見つける方法を教えてください。

B2. 治療を受ける矯正歯科医院や病院の選択方法

矯正歯科治療は非常に専門性の高い医療です。6年間の大学での教育を受けて国家試験の受験資格が取得でき、それに合格して歯科医師になれます。しかし、この6年間の大学教育では、矯正治療を実際に行うのに十分な知識や技術を得ることは不可能です。ですから、矯正専門医の先生は、卒業後最低5年間の専門教育を受けて、初めて日本矯正歯科学会の「認定医」の受験資格を得ることができます。更に、12年以上の臨床経験を有する者には、試験に合格すれば「指導医」の資格も与えられます。
また、矯正治療を開始する前には必ず側方規格X線写真という特殊なレントゲンを撮影し、それを分析・診断を行い、初めて治療開始になります。ですから、このような設備が整っている歯科医院での治療が望ましいと考えられます。
従って、料金が安いことや単に近所ということで、安易に病院を選ばないよう注意が必要です。日本矯正歯科学会では認定医制度を実施しており、審査に合格した先生に対して、一定以上の知識と技術を取得していると認定しています。ホームページにも氏名を掲載していますので、これらを参考にされるのも一つの方法です。

2006年05月28日

Q3. 矯正歯科治療を考えていますが、適切な時期というのはあるのでしょうか?また、年齢が高くなると治療ができないと聞いていますが…。

B3. 治療を開始する時期

矯正歯科治療は成長・発育期に行うのがよいとされています。しかし、幼児の場合は治療自体が困難な場合もあり、ある程度分別のつく年齢からが好ましいといえます。その意味では、私は上下左右の奥歯と前歯が4本ずつの合計12本が萌えてきた位が、矯正相談には一番いい時期だと思います。そしてその時に、おおよその治療開始時期を決めることになります。
例えば、出っ歯を気にされている患者様では、一番後ろの永久歯を後方に移動させることが出来、その結果、抜歯をすることなく出っ歯の治療が出来る可能性が高くなります。しかし、全ての永久歯が萌えてしまってからでは、どうしても永久歯を抜歯して治療する可能性が高くなります。
中・高年の方々の治療では、成長・発育は終了しており、顎や歯の移動が円滑でないため治療期間が長くなることが多いようです。また、むし歯などの治療を受けておられる方も多く、治療の制約があったり、抜歯をする可能性が高くなります。ぜひ一度、当医院の無料初診相談を受けられることをお奨めいたします。

2006年05月27日

Q4. 矯正歯科治療を受けたいのですが、高額になると聞いています。一般にどの程度の費用がかかるのでしょうか。また治療する期間も長いと聞きます。常識的な期間を教えてください。

B4. 治療の一般的な期間と費用

一般に、特殊な病気による不正咬合の矯正歯科治療を除いて、矯正歯科治療は健康保険が適用できません。従って、治療費全額が患者さんの自己負担となってしまいます。                   
時々「今度からこれをするから、追加料金がこれだけかかる」と言うことを耳にします。当院では、治療期間に関係なく、最初にご提示させて頂いた費用で安心して治療を受けて頂けるようにしています。
当院では使う装置により費用を決めています。一番目立つ全て金属の装置、あまり目立たない白い装置、全く目立たない裏側の装置などです。これだと、患者様でも容易に解って頂けると思います。治療が難しく時間がかかるかどうかは、患者様では判断出来ません。それは、担当する歯科医師にしか解らない事です。ですから、当院では患者様目線に立って費用を決めています。
次に、治療期間ですが、装置を入れておく期間が平均2年程度と言われています。しかし、その症状の程度、あるいは歯の動きやすさなどにより個人差がかなりあるのも事実です。私は、初診相談の患者様に「髪の毛のたとえでお話をします」。髪の毛は、毎日わずかずつ伸びていて、一ヶ月程すると何となく伸びた実感がします。しかし、この髪の毛の伸びにもかなりの個人差があります。ですから、治療期間はおおよその目安と考えて頂ければ幸いです。

2006年05月26日

Q5. 矯正歯科治療を考えていますが、装置が見えるのは仕事に支障がありそうです。どのような装置があるか教えてください。

B5. 矯正装置の種類

矯正歯科医が矯正装置を選択する場合、最も効果的な装置を第一に候補に挙げます。しかし、その装置で、患者様が満足される装置かどうかは分かりません。
一度来院されて、実際に装置を見て頂くのが一番だと思います。近年では簡単な症例では取り外し可能な透明なプラスチックで出来た装置もあります。しかし、大きく歯を移動させる症例では、歯の裏側に矯正装置を装着して治療して行けば、誰にも気づかれずに治療が出来ます

2006年05月25日

Q6. 二人の子供の歯並びが悪く、矯正歯科治療を考えています。スポーツや楽器を吹くことなどが、悪い歯並びや矯正の装置に影響があるでしょうか。

B6. 矯正歯科治療とスポーツや吹奏楽器との関連

一般に、スポーツには身体のバランスが必要であると考えられます。咬み合わせの改善によって、バランスも改善されることは種々の分野のアスリートたちも証明しているところです。何年か前に新聞で読んだのですが、ヤクルト・スワローズの青木選手が、まだ二軍時代のオールスターで得たMVP100万円で矯正治療を受けたというのは有名な話です。ですから、今の活躍があるのかも知れませんね。
次に、吹奏楽器を演奏する場合ですが、矯正装置を入れた当初あまり良い音色は出ないようです。しかし、数ヶ月もすれば、慣れてもとの音色に戻るとのことで問題ないようです。

2006年05月24日

Q7. 女の子の歯並びが悪いのですが、高校受験期にあります。しかし、本人はどうしてもすぐに歯並びを治したいと言い張り困っています。アドバイスをお願いいたします。

B7. 治療と受験、妊娠、転居その他の環境変化との関連

ご質問から判断して、全ての歯が永久歯になっていると推察されます。このような場合、使用する矯正装置は全ての歯の表面に取り付けるマルチブラケット装置を使用することが多いようです。このような装置を装着した当初、歯を圧迫して移動するため、子供では2~3日、成人では1週間程度痛みが続き、硬い食物も食べられないようですが、以降、徐々に痛みも収まり、元の食生活に戻ることが可能です。通院ごとに装置を調節するため、再び痛みがでますが、そのインターバルは短くなり軽減してきます。どうしても痛みが強いようでしたら、2~3回程度市販の鎮痛剤を飲んでもいいかと思います。
いずれにしても、受験期は人生の大切な転換期であり、少しでも治療などのストレスを回避することも必要かもしれません。本人に治療を受けたい強い意思があれば、治療と勉学を両立できますが、受験後に治療を開始されてもあまり不都合はないと考えられます。

2006年05月23日

Q8. 結婚で県外に転居しますが、同時に矯正歯科治療を受けたいと考えています。どのようなことを考慮に入れれば良いですか。アドバイスをお願いいたします。

B8. 結婚後の矯正歯科治療

ご結婚後に矯正治療をお考えで、挙式までにあまり時間がなければ、転居先で病院を探されるほうがいいと思います。しかし、挙式までに1年くらいの時間的余裕があれば、矯正治療を始められても大丈夫と思います。結婚式当日までには歯もある程度動いて綺麗になっています。また、式の数日前には部分的に矯正装置を取り除き、新婚旅行からお帰りになったら再度装置を装着することも当院では無料で行っていますのでご安心下さい。そして、転居時には責任を持って治療を引き継いで頂く矯正歯科をご紹介いたします。その際には、検査・診断料が少し必要ですが、追加の治療費は必要がありません。

2006年05月22日

Q9. 矯正の認定医、指導医および専門医というのがあると聞いたことがあります。これらの先生はどのような先生なのでしょうか。

B9. 認定医、指導医および専門医

現在、日本矯正歯科学会で資格制度を実施しており、審査に合格した先生に対して、一定以上の知識と技術を取得していると認定しています。認定医資格をもつ先生は、5年以上の矯正歯科の学識、技術および臨床経験を有しており、指導医は12年以上の研究・教育および臨床経験を有している者で、主に大学で学生や若い先生に教えることを行っています。
また、最近では「専門医」という肩書きもありますが、私は指導医とほぼ同等と考えています。従って、私はすでに指導医を取得していますので、これから専門医と言う肩書きを取得するつもりはありません。

2006年05月21日

Q10. 健康保険で何とか治療はできないのでしょうか。

B10. 特殊な治療に関する保険適用

現時点で、矯正歯科治療で健康保険が適用できるのは限られた症状のみです。患者様がその症状に当たるかどうかは一度ご相談下さい。しかし、それ以外の咬み合わせが悪い状態の場合には、健康保険は適用できず全額自己負担となります。
当医院では、全額自己負担でも出来るだけ無理のない分割払いを取り入れています。詳しくは、無料の初診相談にお見えになった時にご相談下さい。また、保険取り扱いが可能な設置基準を満たしていますので、保険適応の患者様であれば、保険での治療も可能です。

2006年05月20日

Q1:先日、歯科と矯正歯科の看板のある歯科医院に、矯正歯科治療の相談にいってきました。よく理解できない説明の部分もあり、治療を受けるか迷っています。助言をお願いいたします。

C1. 歯科医院や病院を決める前に

 現在の日本の歯科医療法では、歯科・小児歯科・歯科口腔外科・矯正歯科を看板などに標榜出来ます。その外に、最近ではインプラントなどを標榜されている所もあります。それぞれに専門性の高い治療になります。その中でも、矯正歯科治療は非常に専門性の高い医療です(B-2参照)。しかし、ある一部の開業医の先生は、色々な治療を自分一人でされる先生もいらっしゃると聞いています。
 小さな町や村で、歯医者の先生が1人か2人しかいらっしゃらない場合はしかたがないも面あるかも知れませんが、ここ福岡みたいな大都市ではそれぞれの分野で多くの専門医がいます。ですから、ただ近いと言う理由だけで受診されるのはどうかと思います。ちなみに当医院では、壱岐から毎月飛行機で通ってくださる患者様や、大分や長崎から来院してくださる患者様もいらっしゃいます。
 先生の説明が理解できないとのことで迷っておられる場合、再度その医院に出向かれ詳しくご説明を受けられるか、別の矯正歯科医院に矯正相談に行かれ、別の意見(セカンドオピニオン)も聞いてみるのも一つの方法です。

2006年05月19日

Q2:仕事柄、裏側からの装置を希望しましたが、先生は「上の歯には裏側からの装置でもよいが、下の歯には表側からの装置にしませんか」と言われました。(25歳、女性)

C2. 見えにくい矯正装置

 ご希望された装置はリンガルブラケット装置と考えられます。
 この装置は他人にはほとんど判らないというのが最大の利点です。
 欠点としては、歯の裏側に取り付けられているため、舌が接触して痛みを感じることやしゃべりづらいことがあります。しかし、最近の装置はかなり薄くなり、当院で装着されている患者様のお話では大体一週間程度で慣れたと言われています。
 当院では、口が大きく開けられない方でも下顎の裏側からの装置をお断りしたことは一度もありませんので安心して受けて頂けると思います。

2006年05月18日

Q3:受け口の矯正歯科治療のため、矯正相談をしたところ、顎の骨を切る手術を勧められました。手術をしなければならないほど悪いとは考えておりませんでしたので驚いています。

C3. 矯正のための手術について

 歯並びや咬み合わせ(不正咬合)が極めて悪い場合、とくに上下の顎がずれていることが原因で生じた不正咬合は、まず顎の位置を改善することが正しい治療法といえます。
 顎のずれを治療せずに、歯を動かす矯正歯科単独治療で改善しようとしても無理があり、いずれ元の悪い状態に戻ったり、歯の寿命を早めてしまう危険性もあります。
 このような不正咬合の方は、手術を伴う矯正治療により前歯でしっかり物が噛めるようになった、顔貌も大いに変わったとの喜びの声をお聞きいたします。
 一般に、手術を行う場合、手術の半年から1年前にマルチブラケット装置を装着して矯正歯科治療を行い、手術後に咬み合わせの最終調節を行います。これら一連の治療については健康保険が適用されます。 
 保険での治療を受けて頂くには、保険取り扱いの設置基準を満たした矯正歯科医院でなければなりません。
 当医院はこれらの設置基準を満たした矯正歯科医院です。また、当医院院長は特に手術を伴う矯正治療を約20年以上前から大学病院で行っていましたので安心して治療して頂けると思います。

Q4:矯正歯科治療でも医療費控除ができると聞いたことがあります。私は会社に勤めていますが、医療費控除ができるのでしょうか。

C4. 医療費控除

 一般に、医療を受けられた場合、確定申告の際に医療費控除をすれば税金が戻ってくることがあります。咬み合わせや歯並びを改善する矯正歯科治療も同様です。
 当医院の場合は、美容が主目的の治療ではありませんので、そのようなことはありません。ただ、所管の税務署によって違いがあるようですが、その場合には当医院の診断書を提出して頂ければ問題ないと思います(今までで、診断書を提出しても医療費控除が受けられなかった患者様は聞いていません)。
 また、それに掛かった交通費も医療費控除の対象になりますので、詳しいことは管轄の税務署にお尋ね下さい。

2006年05月17日

Q5:子供が矯正の治療中です。主人の会社で高額療養費の場合、診断書を提出すれば、一部負担の可能性があると聞きました。診断書を書いていただく場合、費用がかかるのでしょうか。

C5. 診断書

 当医院で発行する診断書等の文書料は、自費での治療をされている方には健康保険は適用されませんので自己負担となり、税込みで¥1,050です。

2006年05月16日

Q1:子供が矯正の治療を受けることになり、検査を受けました。事前に説明を受け納得したことですが、なぜ矯正の検査料金は数万円以上と高額なのでしょうか。

D1. なぜ、多くの検査をするのか

 むし歯などで歯科の医院や病院で検査する場合、むし歯になった歯の数本のレントゲンなどの検査で済むことも多く、しかも多くの場合健康保険が適用されることになります。
 しかし、矯正歯科治療ではほとんどの歯を移動することが多く、上下の顎の状態も診ておかなければならず、顎の関節等についても必ず診断しておかなければなりません。その上に、多くの場合健康保険が適用されないため、患者さんの全額自己負担となってしまいます。
 当医院では、2~3回の検査を行いますが、それら全てを合せて¥31,500と比較的低く抑えています。また、その外にもレントゲンを半年に一回あるいは年に一回撮影する場合もありますが、それも最初の検査費用に含まれていますので、追加の費用は一切発生いたしません。

2006年05月15日

Q2:矯正の検査や治療の途中に、顔写真をとられます。これら私の写真が矯正治療の説明のときに見せていただいたアルバムに載るのはあまり良い気分ではありません。(23歳、女性)

D2. 顔写真などに関する個人情報の保護

 矯正歯科の検査では、必ず顔写真をとらせていただきます。これは顔面の左右非対称性を調べたり、矯正歯科治療中の顔の変化を診断するために非常に重要でどうしても必要な検査といえます。
 しかし、あなたの顔写真その他を学会など公衆の眼に触れる場合には、個人情報保護法に基づき、あなたの同意を必ず得ることになっています。無論、アルバムに掲載する場合も同様です。同意を求めた際に拒否されれば、歯科医師や医師の守秘義務により、あなたの顔写真その他が公開されることはありません。
 また当医院では、何かの資料として顔写真を使用する場合は、目を大きな黒丸等で必ず隠してしまいますので、特定することはほとんど不可能と思います。

2006年05月14日

Q3:現在、子供が矯正に通っていますが、レントゲンを沢山とられ、その被爆が心配です。大丈夫なのか、アドバイスをお願いいたします。

D3. 治療中の定期検査

 矯正歯科治療は長期間の治療となることが多く、歯の多くを動かし、時には顎や顎関節などの変化を定期的に診て異常がないか確認しなければなりません。レントゲンの撮影時には、被爆を最小限にとどめるために鉛で覆われた防護服を必ず着用していただきます。
 一般に、日常の太陽光線などによる被爆と同じ程度と言われていますが、当医院では更に被爆を少なくするために、デジタル・レントゲンを使用していますので、特に問題はないと考えています。

2006年05月13日

Q1:現在12歳の男の子の矯正治療をすることになりました。説明を聴いた際に歯を4本も抜くといわれ、子供も怖がっています。健康な歯を抜いても将来問題は起こらないのでしょうか。

E1. 抜歯

 我々矯正歯科医も抜歯することは基本的に行いたくないのは当然です。何とか抜歯しないで済む方法はないか考えます。
 しかし、歯と顎の大きさのバランスが悪い場合、出っ歯で口唇が閉まらない方などは止むを得ず抜歯することをご理解ください。
 抜歯の影響についてですが、私はほとんどないものと考えています。
 100年を越す歴史を持つアメリカ矯正歯科学会誌等にも、確たる証拠を持った論文などは私の知る限りでは見当たらないと思います。また、抜歯された空隙は必ず閉じてしまいますので、特に不都合をきたすことはないと思います。
 しかし、どうしても抜歯を伴う矯正治療を受け入れて頂けない場合には、理想的な噛み合わせや顔貌にはならないので、それなりの歯並びで構わないとお考えの方には、抜歯せずに治療を行うことも可能です。

2006年05月12日

Q2:中学1年の女の子です。全部の歯が永久歯になり、上下の全部の歯の外側に装置を付け、大変そうです。取り外しのできる簡単な装置で治療はできませんか。

E2. 装置の選択

 当医院でも良く耳にするのが、同級生の子がこんな装置で直ったとか、1年もかからずに終わったとかと言うことです。
 十人十色という言葉があるように、患者様は一人一人症状が違います。そこら当りについては、ご来院された時に詳しく説明いたします。

2006年05月11日

Q1:数日前に歯の表面に取り付けるマルチブラケットという装置を入れました。痛みが激しく我慢できません。食事もままならず、矯正の治療をしたことを後悔しています。

F1. 痛みについて

 通常、マルチブラケット装置を入れ、歯の移動を開始すると歯が周囲の歯肉や骨を圧迫したり、装置が唇や頬の裏側に擦れるなどで痛みが発生することがあります。小中学生では3日間程度、成人では1週間程度痛みがあることが多いようです。
 しかし、この痛みの程度や持続期間にはかなりの個人差があります。
 いずれにしても、矯正装置を装着した翌日位からは何らかの不快感はあると思います。それ以降になると、痛みは徐々に軽減し、食事もできるようになってきます。
 また、この痛みは治療が進むにつれて小さくなり、半年も過ぎると2日位で収まることが多いようです。
 幸いにも私の30年近い経験の中では、患者様からそのようなお声を頂いたことはありませんし、もちろん途中で治療を諦めて装置を外した患者様もいらっしゃいませんでした。
 我慢できない後悔するほどの痛みということですが、そのような場合には市販の鎮痛剤を何回か服用されることを当医院ではお勧めしています。

2006年05月10日

Q2:矯正の装置を入れた子供が痛くて、食事ができないと流動食やジュースばかり飲んでいます。このままでは体重も減って痩せてくるのではないかと心配しています。

F2. 食事について

 矯正の装置を入れた当初、痛みが持続します(F-1参照)。それ以降になると、痛みは徐々に軽減し、軟らかい食物を摂取できるようになってきます。
 しかし、歯が移動し揺れてきますので、当分の間、繊維性の多い野菜やお肉を噛む際に痛みが生じ、噛み切ることができない場合もあります。よほど硬い食物は別にして、1週間もすれば通常の食事ができるようになってくると考えられます。
 当医院の患者様で、下顎のブラケットが外れた患者様がいらして、お話を聞いたら、梅干の種を割って食べる時にブラケットが外れたと言う患者様もいらっしゃいました。このように、慣れてくると痛みはほとんどないことが多いように思います。

2006年05月09日

Q3:14歳の男子です。矯正の装置を入れ1ヶ月程度経ちました。非常に複雑な装置で、歯磨きを十分にできないようです。むし歯になるようなことはないでしょうか。

F3. 歯磨きについて

 私は、矯正治療の中で一番重要なのが歯磨きと思っています。それは、綺麗な歯並びは虫歯などのない綺麗な歯があってのことですから。歯の主な病気は、虫歯と歯槽膿漏ですが、この病気を防ぐには歯磨きしかありません。ですから、矯正治療期間を通じて歯磨きの方法を勉強して頂ければと思っています。そして、この習慣は歯の病気を防ぐ一生の宝物と信じています。
 矯正の装置が入ると、確かに十分に歯磨きをすることがかなり難しくなります。装置周辺はとくに食物の残りカスが停滞しやすく、むし歯の発生や歯茎が盛り上がることがあります。一度腫れた歯茎を元の状態に戻すにはかなりのエネルギーを必要としますので、最初が肝心です。
 当医院では、装置を装着した後に十分な歯磨き指導を行います。そして、来院される毎にワイヤーを外し、自分で歯磨きをして頂きます。その後、歯科衛生士が歯磨きのチェックを患者様と一緒になって行って行きます。
 三度の食事毎にきちんと歯磨きをするのが理想ですが、朝の時間のない時やお昼などは仲々十分な時間が取れません。でも、学校などで歯磨きができにくい場合は、せめてウガイをするようにお願いします。そこで、当医院でお勧めしているのが夜寝る前にしっかり時間をかけて、ていねいな歯磨きです。そもそも、虫歯などは夜寝ている間が一番出来やすいと言われています。それは、寝ている間には唾液がほとんど分泌されないからです。ですから、この虫歯等が一番出来やすい時に、その原因を取り除けばいい訳です。

2006年05月08日

Q4:現在、矯正治療中ですが、数ヵ月後に県外転居となり、通院できそうにありません。どのような対処をすればよろしいでしょうか。アドバイスをいただければ幸いです。

F4. 転医

 当医院ではOCAJと言うコンサルタント会社を通じて、国内に多くの提携医院があります。まだ、場所により、提携医院が近くにある所とそうでない場合もがありますが、出来るだけ近い所をご紹介致します。
 OCAJを通すことにより、転医先での治療費の追加は一切発生いたしません。
 但し、治療の状況によっては、検査費用が発生する場合もありますので、転居が決まりましたらご相談ください。

2006年05月07日

Q5:現在、矯正の治療で通院中ですが、先生やスタッフの治療や対応に不満を持っており、別の矯正歯科に移ろうかとも考えています。よいアドバイスをお願いいたします。

F5. 先生やスタッフへの不信感

 私は、大人の患者様であれ子供の患者様であれ、その場で本日の治療内容を簡単に説明するように心がけています。また、子供の患者様で保護者が一緒に来院されている時には、保護者の方にも説明しています。でも、その話が患者様にとって的確でない時もあるかもしれません。そのような場合には、遠慮なく申し出て下さい。
 それでも、どうしても別の医療機関に替わりたいと言うことであれば、当医院では治療終了とし、当医院規定の未治療費用をお返しします。その後は、ご自分で別の医療機関を探してもらう事になります。その際には、新たな追加費用が発生する可能性もありますので、十分検討してください。

2006年05月06日

Q6:現在、矯正の治療を受けています。矯正装置を入れておく期間は2年程度と説明されましたが、3年目に入っており、治療が長引いているのですが、先生から何も説明がありません。

F6. 治療が長引く疑問や不満

 F5でも述べましたように説明に心がけています。矯正歯科治療は顎の関係を改善したり、歯を無理のない程度に少しずつ動かすために予想以上に長引いたり、逆に予想外に早く終わることがあります。とくに、成人の治療では堅い骨の中の歯を慎重に移動するため、思いのほか長引くことが稀にあります。
 治療には個人差がかなりあり、治療期間が長くなる可能性があることも初診相談や診断の段階でお伝えしています。しかし、当医院では追加の治療費が発生することは一切ありませんのでご安心下さい。

2006年05月05日

Q7:11歳男子で受け口の治療で通院中です。永久歯を抜かなくてもよいとのことでしたが、先日永久歯を2~4本抜歯しなければならないと説明を受けました。

F7. 治療方針の変更

 当医院では、乳歯が残っている段階からの治療を一期治療と呼びます。この時期の治療は顎の前後的なズレを直すことを主目的に治療します。その際に、将来の可能性についても一通りお話します。そして、全ての永久歯が生え、一期治療が終わったら仕上げの治療として二期治療に移ります。その際には、必ず検査・診断を再度行います。
 この二期治療の段階で、永久歯の抜歯を提案する場合もあります。また、予想をはるかに超える顎の成長があり、矯正治療だけでは完全に治らないと見込まれる場合には手術を伴う治療をご提案することもございます。

2006年05月04日

Q1:現在、15歳の息子で、矯正治療が終わり、取り外しのできる保定装置というものになりましたが、面倒がってなかなか使用しません。やらなかったら悪くなるのでしょうか。

G1. 保定装置の重要性

 歯並びや咬み合わせの改善のための歯の移動が終わると、新しい歯の良好な位置を維持するための保定が始まります。
 移動完了直後の歯はかなり動揺しています。これは、歯の周囲の骨や歯肉などの組織がしっかり歯を堅固に取り巻いていない理由によります。従って、保定装置を使用しなければ、もとの悪い歯並びに戻ることがありますので、必ず使って下さい。
 当医院では2年間を保定期間として、治療費の中に組み込んでいます。
 通常、1年間は毎日保定装置を使用する必要があります。その後、歯並びが安定してくれば夜だけの使用にします。どうしても忘れてしまう場合には、固定式の保定装置に切り替えることも考慮に入れなければなりません。

2006年05月03日

Q2:高校生の娘が保定装置をついつい忘れ、歯並びが悪くなってきたような気がします。本人も気にしているようです。このような場合、どうすれば良いでしょうか。

G2. 後戻り

 保定装置を使用しなければ、もとの悪い不正咬合に戻ってしまう傾向が出てきます(G1参照)。
 できるだけ早い時期に主治医にご相談ください。気になるほど悪くなっているようであれば、再治療となりますが、早い時期であれば多くの場合、短期間で治療を終えることができます。

2006年05月02日

Q1:通院しなくてよくなった後、徐々に歯並びが悪くなってきた気がします。現在、結婚して県外で、治していただいた先生のところに行くことができません。

H1. 歯並びが悪くなった場合

 矯正歯科治療が完了した後でも、歯並びや咬み合わせは変化します。
 通常は良い方向に変化していくのですが、親しらずが生えてきたり、むし歯や歯周病が起こったり、妊娠や加齢その他の身体の変化で歯並びや咬み合わせが悪い方向に変化することがあります。
 その際には、ご連絡頂ければ何らかの対応を考えさせて頂きます。

2006年05月01日

Q2:以前に矯正の治療を受け、よくなったのですが、先日、むし歯治療でお医者さんに行くと、抜歯が必要といわれました。歯を抜くと再び歯並びが悪くなることはないでしょうか。

H2. むし歯や歯周病になった場合

 良い歯並びや咬み合わせは、いろいろな原因で悪くなってくることがあります(H1、参照)。
 むし歯で歯を抜くと、その空隙を埋めようとして咬み合っていた歯は骨から伸びてきますし、前後の歯は倒れてきます。
 しかし、おそらく抜歯した部位にはブリッジという前後の歯を土台にした人工の歯を入れますので大丈夫です。
 歯周病になっても歯並びが崩れてくることがあるので、歯を適切に磨く習慣をつけ、定期的に歯科に通院することをお奨めいたします。

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